ハーモニックと日経平均

それでは今回は、前回の表(マスター・チャートの簡易版)を使って日経平均株価について具体的に考察していきたいと思います。 用意するものは、前回の表、過去1年程度のの日経平均株価のデータ、天文歴(占星術の本に付いているものでもOK)です。

相場を分析するに当たって罫線分析(テクニカル分析)が良く使われています。一口に罫線といっても、占星術の手法と同様、多種多様な方法があります。しかしながら基本といえるものがいくつかあります。サポートライン(支持線)とレジスタンスライン(抵抗線)もそのひとつです。 前者は、一般的に安値を結んだ線で下値の支持を示し、後者は高値を結んだ線で上値の抵抗を示します。かなり大ざっぱですが、以下のようなイメージです。

support.gif

なんとなくおわかりいただけたでしょうか。 つまり、サポートラインやレジスタンスラインを上手く引くことが出来れば、将来の株価の動きをある程度予測することも可能になるわけです。

それでは前回の表を使って、これらのラインを引くことにしましょう。表とそれに対応した日経平均株価を載せたものを以下に示します。

conv2.gif

前回の表の22行目(145)~26行目(204)あたりの数字ですね。これらの数字を100倍して、14500とか20400という数字にしてあげればよいだけです。

次に、天文歴から土星の位置を探し出します。何故、土星なのかというと、アメリカでも日本でも、株価の動きと土星の動きの関連性が最も強いためです。 動きの遅い感受点なので、毎月1日の位置のみで十分でしょう。そして上の表によって度数から換算した価格と同じグループ(列)から、近い価格を2~3個ピックアップします。(以上の作業は、SGのハーフサムを使ってもOKです。)

換算表から求めた価格のグループを日経平均のチャートに重ねてみましょう。

n225chart.gif

上のグラフからもわかるように、株価は土星ラインの間で推移することが多く、ラインを抜けた時に大きく動き、その上下の土星ラインのところで止まるようです。つまり、土星ラインが重要なサポート、レジスタンスになっているのです。

また、ラインがキーレートの価格と一致している時、この水準は特に重要なレジスタンス、サポートとなることもわかります。今までにもキーレートについては何度か触れてきましたが、ここでもう一度まとめておきます。

キーレートとは、24の倍数を価格に変換したもの、また惑星が24の倍数の度数を通過する時でもあります。

   0(牡羊 0)    192(天秤12)
  24(牡羊24)    216( 蠍 6)
  48(牡牛18)    240(射手 0)
  72(双子12)    264(射手24)
  96( 蟹 6)    288(山羊18)
 120(獅子 0)    312(水瓶12)
 144(獅子24)    336( 魚 6)
 168(乙女18)

実際には月を除いた(動きが速すぎるので)感受点(太陽~冥王星)が上記の度数を通過する時をチェックします。

これらの数字(度数、日、価格)はエネルギーが高いのです。エネルギーが高いというのは、相場が大きく動くとか、変化日や転換日になるとか、何かが起こりやすいことを意味します。過去の出来事と、惑星が軸を通過する日を較べてみると何か面白い結果が得られるかもしれませんよ。

土星ラインのチャートからは他にも色々と細かいことが考察できますし、フィボナッチ数やエリオット・ウェイブなどのテクニカル分析を併用することで、より正確な予測も可能となります。しかし、マスターチャートを使っての予測方法の概要はおわかりいただけたと思います。興味を持たれた方は実際にやってみることをお勧めします。読んだ感じよりもずっと簡単に出来ることでしょう。